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〜子育て、読書、旅、音楽、いろいろ日々感じたメッセージを発信中〜

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映画「ビル・カニンガム&ニューヨーク」☆☆☆☆

ニューヨークのストリートファッションを撮影し続けている82歳のおじいちゃんカメラマン、ビル・カニンガムのドキュメンタリー映画を観てきました。”最高のファッションショーはストリートにある”と言う彼の言葉通り、街ゆく人を見ているだけで心が踊るNYの街の華やかさが全面に溢れ出ていました。食べるものはいつも安いファーストフードで住居も写真のキャビネットだらけの超狭い一部屋。生涯、恋愛をしたことがないと言いながらも幸せそうな笑みを浮かべるビルは本当にファッションを撮ることに生き甲斐を感じ天職を全うしている類い稀な人だと感じました。自分のやりたいことに一生を捧げられるって幸せだなぁと人生の価値観を感じさせられました。

82歳になっても”目には何度も学ばせないと”と言って常に目を養う貪欲さを持ち、”美を追い求めるものは、必ずや美を見出す”というビルの言葉は心に突き刺さり、いいものを観て目を養うことの大切さを感じました。

NY&ファッション好きにオススメな映画です♡
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妊活講座by白河桃子先生

今日は「婚活の時代」の著者でもあり、「妊活バイブル」を書かれている白河桃子先生の妊活講座に参加しました。講座では、近年の晩婚化が進み、晩産によって不妊治療を受ける人が増えており、妊娠適齢期は20代半ばであるにもかかわらず、不妊治療を開始する平均年齢は39歳と大きくギャップがあることにも触れられました。私たちの世代は就活も氷河期だったし、結婚も自分から積極的にならないと結婚できない時代で、さらにまた妊活なんて、、活動ばっかり疲れるんだけど...というのが正直な気持ち。でも年齢を重ねれば重ねる程リスクも増え、どんどん妊娠しにくくなるという現実からは逃れられない。子どもを持つことを希望していない人にとっては関係のないことですが、少しでも子どもを持ちたいという気持ちがあるなら、現実と向き合って最善を尽くすに越したことはない、というメッセージが伝わりました。現状、今の日本社会では仕事と子育ての両立は容易でないけれど、仕組みが整うまで時間は待ってくれないことも現実として受け止め、その上で自立する”自活”という道を白河先生はすすめてらっしゃいました。

芸能人の妊娠ニュースが次々と話題になり、避妊さえしなければすぐに妊娠するものだ、というイメージが刷り込まれてますが、実際、結婚して妊娠のプロセスを真剣に学ぶと、本当にいろんな困難をくぐり抜けさまざまなタイミングが合致してようやく授かるという奇跡にも近いことなんだなぁとわかります。でもそれをわかるのが30越えてから、、という私みたいな人がたくさんいて少子化が進んでる現状なのだと思います。

妊娠って人間の手を加えても必ずできるものではなく、ホント神のみぞ知る領域でまさしく人事を尽くして天命を待つという気持ちです。子どもを産む、産まない、も含めてライフプランニングを早いうちから考えるに越したことはないと感じた講座でした。
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「すべてはモテるためである」読書会

今日はAV監督の二村ヒトシさんを招いた著書「すべてはモテるためである」と「恋とセックスで幸せになる秘密」を課題本とした読書会に行きました。普段はビジネス書について仕事の話を中心にやってる読書会ですが、今回は”モテ”をテーマに、恋愛経験豊富な人、親との問題を抱えた人、恋愛真っただ中の人、これから頑張ろうとしてる人...いろんな人から話が聞けて自分自身についても内省する機会となりました。生まれた時から定められた家族構成の元、そこからもう人それぞれ学びが異なっていて課題を向き合いつつ成長していくんだなぁと客観的に見ると感じられた。自分のことはなかなかわからないものですが他人を通してだと理解できる気がします。

女性の意見には共感する部分が多々あったものの、男性の意見は新鮮なものばかりで、やはり男性と女性は資性が異なるのかな、と思いました。だからこそ異なる者同士が一緒になり、摺り合わせていくことで磨かれる部分が大きいのかもしれません。

「恋とセックスで幸せになる秘密」にも書かれている通り、女性は「やらなくちゃいけない」と思いこんでいることが多すぎる。”もっとキレイになって、恋もして、仕事もがんばって、いずれは結婚をして、出産や子育てもしなきゃ。そしてその後も女であることを忘れずに。いずれやりがいのある仕事に戻りたい...”と。なので、本書に書かれている「女・仕事・妻を、同時に完璧にこなすなんてムリ」って言葉はしっくりきました。社会からのプレッシャーをシャッドダウンして、もっと肩の力を抜いて生きていいんじゃないかって思いました。

いろいろみんなと話すことで自己分析にも繋がった時間でした☆
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「サンダカン八番娼館」Review

久々、朝の通勤電車で号泣してしまう名著に出会いました。およそ今から100年程前に日本で十歳に満たない年齢で海外に身を売られ、東南アジアの娼館で働かされていた「からゆきさん」と呼ばれる底辺女性に密着し、当時の様子が生々しく語られたドキュメンタリー作品です。こんな事実が実際にあったなんて知らなかった衝撃と、当時多い日には30人を越える男たちの相手をさせられて「物体」として扱われていた想像を絶する過酷な日々。貧しさと耐え難き人生を歩んだ末、さまざまな結末を迎えた「からゆきさん」たちの崇高な魂が溢れ出る人柄と高い人格にただただ感動して涙が出ました。今やその頃の貧しさとは一変した社会に生きながら些細なことで悩んだりしている自分の小ささを感じざる得ません。。未熟な社会構造と運命の不条理さに苛まれ、これ以上人間として過酷な人生があるだろうか、と想像の域を越える生活を送りながらも、人生を全うした「からゆきさん」たちからは真の強さと美しさを感じさせられました。

ほとんど公に知られることなく散っていった多くの底辺女性たちの声なき声が一気に届いてくるようで、正直読んでる間はこのことばかり考えてしまって重く肩にのしかかりましたが、そういった人たちの元に今の時代が続いていると想うととても勇気づけられた作品です。
すべての女性たちに(もちろん男性にも)読んでほしい一冊です!!!!!!!!!
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「野心のすすめ」Review

林真理子さん著の新刊「野心のすすめ」を読みました。
著者がお金も美貌もコネも何もない状態からいかにして今の地位まで昇りつめられたかを例に挙げながら、”低め安定”を望む若者が増えている日本でいかに”野心”を持って生きることが大切かを懇々と綴られているのですが、著者が目標に描かれていたものがブランドバッグだったり、ファーストクラスだったり、女子アナやCAだったり、、バブル的な発想で今の価値観とのズレを感じざるを得ませんでした。お金も社会的地位も結婚も出産も全部手に入れる勢いで努力されたのは尊敬に値するのかもしれませんが、”私もここまでつめたのだから、あなたたちももっと頑張れ!”と言われている気がして(実際そんな風に書かれている訳ではないのですが)、カツマー本と等しく読んでてしんどい部分もありました。

とは言え、著者のモットーでもあるやってしまったことの後悔は日々小さくなるが、やらなかったことの後悔は日々大きくなるという言葉には目を覚まされた気分になりました。著者曰く、野心を持つことのできる人というのは「自分にあたえられた時間はこれだけしかない、という考え方が染み付いている人」だと。

30代になって生活が安定してくるとどうも守りの姿勢になってしまい、20代の頃の「野心」がどんどん薄れていってる自分にとっては目から鱗が落ちた一冊でした。世代間や価値観の違いを感じつつも、「人の一生にはほんの短い時間しか与えられていません。どのように生きていくかということを真剣に考えるのは、充実な人生を送るために不可欠」という著者のメッセージは心に重く響きます。

今の生活に満足しながらも、心の何処かで”ここで満足してていいのかな?”と思っている人にとって励みに本だと思います。
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