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スター・クルーズ・プラネタリウム&会田誠展

六本木ヒルズで開催中のスター・クルーズ・プラネタリウムと会田誠展に行ってきました。
まずは、スター・クルーズ・プラネタリウムから。”宇宙旅行を味わえる体験型プラネタリウム”というキャッチコピーに惹かれ、どうやら混雑してて人気らしい...と期待して行ってみたものの、仮想の宇宙船というのは単なる映像でしょっぱなからガッカリ感が。。
その次に進んだスカイウォークも3次元のプラネタリウムと言われるものの、光が上から吊るしてあるのが見え見えで、”3Dとはこういうことだったのか...”と種明かしされただけの、正直感動はなく。仕掛けがわかってしまうと夢から覚めてしまう。最後はまた”仮想の宇宙船”で映像を観て終了。子どもには楽しいかもしれませんが、大人には文化祭のようにしか見えなかった。。


それから打って変わって、森美術館での”会田誠展”は大人向けの笑いあり、刺激あり、考えさせられる作品あり、、で予想以上に良かったです。18歳以下禁止の小部屋ではグロテスクなものや性的に過激な作品も観られましたが、吹き出してしまいそうな笑いのセンス溢れるものばかりでした。会田さんがビンラディンの格好をして、こたつで呑みながらぼやいてる作品とかコントみたいな芸術もサイコー。こちらの”考えない人”という作品も哲学が深い。。



現代アートは深くいろんなことをすっ飛ばして見たままそのままの感覚で純粋に楽しめるなぁと感じました。

プラネタリウムは”??”でしたが、会田誠展はオススメです!


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「アラブの春」の正体

アルジェリアで拘束された日本人についてのニュースが連日報道されていますが、情報は錯綜し、そもそもの発端となっているフランスのマリへの軍事介入についても触れられないままモヤモヤする日々。

そんな中、日本赤軍のリーダー重信房子とパレスチナ人の間に生まれ、無国籍として育ち、現在は日本国籍を取得してジャーナリストとして活動されている重信房メイさんがアラブの春について書かれた本を読みました。アラブの春と一口に言えど、チュニジア、エジプト、リビア、シリア、その他の周辺国で起きたことはその背景や事情によって全くことなり、単純な見方でしか報道がされていない様子が伺えます。今も内戦状態のシリアは外国の利害関係が絡み、当初の国民の要求とはかけ離れた所で諸外国の政治的に利用による泥沼化が止まらない。

アラブの春ではソーシャルメディアが起こしたムーブメントと取り上げられたりもしましたが、必ずしもそれは良い方向を導くとは限らず、噂やデマに惑わされてとんでもないことにもなりかねない危険性を孕んでいることについても著者は触れています。メディア戦争が活発化している世界において、日本でも人ごとではない。ネットでの議論が盛んに行なわれるようになってきたものの、付き合い方を注意しないと流されやすい日本人にとってはとても危険なもの...

考えれば考えるほどわからない複雑な問題ばかりですが、さまざまな見方を考えていきたいと思います。。
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"夜と霧"読書会

今日は夜と霧を課題本とした読書会に行きました。夜と霧は精神科医である著者がアウシュビッツ収容所などナチスの強制収容所に収容されいた体験を綴った作品です。収容所での囚人の精神状態を客観的に書き、これほどまでに残酷で救いのない状況でありながらも、こんなに気高く生きることができるのかと感動を通り越えた衝撃がありました。

苦しい時や悲しい時は、一体自分は何のために生きてるんだ?と考えてしまいますが、著者曰く、"人生というのは結局、人生の意味の問題に正しく答えること、人生が各人に課する使命を果たすこと、日々の務めを行うことに対する責任を担うことに他ならないのである。"
まさに、その時々に与えられた状況を全うすることが生きる意味なのであることを著者は教えてくれている。

読書会ではこの著者が経験した困難とは比にならないとは言え、それぞれが経験した困難や悩んだことについて議論が及び、辛いことを乗り越えると、次にまた困難が立ちはだかっても、あの時大丈夫だったからきっと今回も何とかなる…と思えるようになり、だんだん乗り越えられる幅が広がり、自由度が高まる気がする。
著者の言うとおり、この世界の何もかも神以外に恐れる必要はないのかもしれない…

生きてる間、できれば辛いことは避けてとおりたいけど、本当は苦しかったり耐え難い経験が人生を豊かに、自分を深みのある人間にしてくれるのかも、、と思いました。

生涯、何かあった時に開きたいと思うこの本に出会えたことに感謝します☆
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映画”未来を生きる君たちへ”☆☆☆☆

今日は朝起きたら窓の外は積雪!!!
ということで、おとなしく家で映画”未来を生きる君たちへ”を鑑賞。舞台となっているデンマークでの子どものイジメや大人の別居、アフリカでの戦争という二つの全く異なる状況で蔓延る暴力が繋がりを持ち、生き方を考えさせられる映画でした。やられたらやり返すという手段は誰も救われないし、むしろ自身の闇を深めてしまう。この映画ではバラバラになっていた家族の愛情を取り戻すことで暗い闇に光が照らされたストーリーでした。デンマークやアフリカに限らず、日本でもイジメが学校でも職場でも至る所で起きていますが、イジメは愛情の欠如の表れであり、誰が悪い・悪くないでは物事は解決できない...と思いました。

理不尽で残酷な暴力に対しても”許す”ことができるのか、という問いに対しては正直”許せる”かどうかわからない。でも少なくとも家族や隣人を愛し続けたいと思う感動の作品でした。

星は4つ☆☆☆☆
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映画”ビーツ・ライムズ・アンド・ライフ”☆☆☆☆☆

敬愛する伝説のヒップホップグループ「A Tribe Called Quest」のドキュメンタリー映画"Beats Rhymes & Life"。ヒップホップの概念を覆したカリスマ的グループだけあって何年経っても色褪せないし常にずっとNo.1であり続けてるカッコよさ。MCのQティップとファイフは仲違いで解散してしまいましたが、ファイフの病気によってお互い丸くなり、Qティップが言う”同じ使命を持って生まれてきた同士”として再びタグを組む姿は泣けました。。

この映画は間違いなく星5つ☆☆☆☆☆

観に来てるのはBボーイ風の若者とドキュメンタリー好きで来てるような人たち合わせて10名くらいしかお客さん入ってませんでしたが、90年代のヒップホップ全盛期に興味がある人には観てほしい映画です!!!私ももう一度観たい。。。

A Tribe Called Questの曲はこちらから↓

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映画"ガール"☆☆

今年4作目、日本映画としては今年初の映画"ガール"。Sex and the Cityを日本版に模した感じの設定なのですが、こういう映画を好んで観にくる女性はこういうのが観たいんでしょ?って言わんばかりのステレオタイプを素材を並べたような内容で共感できるポイントが全くない残念な映画でした。ラストは、「女の人生は半分ブルーで半分ピンク」みたいな短絡的なメッセージで締められていて、もっと真っ黒だったり真っ赤だったり、グレーだったり色鮮やかで複雑な人生だと思うよ...って思いました。一番わけわからなかったのが、麻生久美子さん演じるキャリアウーマンが部下の男性社員に悩まされ、最後はコインをひっくり返して外れた方が辞めるとか言い出し、挙げ句の果てにその男性社員に謝らせるというシーン。全然ビジネスライクでないし、同じ同性としても一緒に働きたくないな...なんて思いました。。

内容的には星1つですが香里奈のファッションがおしゃれだったので1つアップして星2つ☆☆
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映画"ミッドナイト・イン・パリ"☆☆☆☆

3作目の紹介はウディ・アレン監督の"ミッド・ナイト・イン・パリ"。主人公が現代のパリから突然1920年代のパリにタイムスリップしてしまい、20年代に活躍したヘミングウェイ、フィッツジェラルド、ピカソやサルバドール・ダリ、マン・レイなどが登場するハチャメチャなストーリー。こんな偉人たちが同じ時代に生きてたなんて、まさに黄金時代だ!と思うも、この時代の人が1900年代にタイムスリップすると、まさに黄金時代!と思ってしまう。つまるところ、いつの時代も今の時代は退屈でノスタルジーに憧れるものなのかもしれませんね。。

ウディ・アレン監督らしいユーモアたっぷりの映画でしたので星4つ☆☆☆☆

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映画"英国王のスピーチ"☆☆☆☆

レ・ミゼラブルがよかったので、同じくトム・フーパー監督の映画"英国王のスピーチ"を観ました。吃音に悩まされ、重要な場面でいつも恥をかかされてしまうイギリス王ジョージ6世が過去のトラウマと向き合い、人として成長していく姿を描いたとても人間味溢れる感動のストーリーでした。不器用ですぐキレてしまう弱虫タイプの国王が一人前になっていく様子は観てて気持ちよく、主人公を演じたコリン・ファースの演技が凄く良かった!!

これもオススメの4つ星☆☆☆☆


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映画"レ・ミゼラブル"☆☆☆☆

年末年始に観た映画をこれからまとめてご紹介したいと思います。

まずは今年初に観た映画"レ・ミゼラブル"。長編小説を二時間半くらいに凝縮されてるそうで、ちょっとうたた寝してるうちに何がなんだかわからない状況になってましたが、それでも最後には感動し、終わった後もあの名曲が頭を離れないくらい世界にどっぷりハマった映画。辛い辛い闇の中では魂売って人間らしさを失うことの方が容易いけれど、どんな状況でも良心を失わずに生き抜く人間の強さに魅せられた作品でした。JUGEMテーマ:映画

そんなこんなで、この映画は星4つ☆☆☆☆

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白隠展

渋谷Bunkamuraで開催中の白隠展に行ってきました。白隠は臨済宗中興の祖と呼ばれる江戸時代中期の禅僧で、禅の教えを表した絵を数多く描いたことでも有名です。絵は庶民的で親しみやすい可愛い系の絵から、力強くカッコイイ絵まで幅広い作品が並んでました。84歳で亡くなられるまで弟子に対して厳しくも愛のあるメッセージを伝える様子が時代を越えて、今の私たちにも訴えてらっしゃるような気がしました。

中でも気になった白隠のメッセージ、”暫時不在如同死人”(暫時も在らざれば死人に如同す)
「一瞬たりとも真理を追求する心が留守になれば死人も同然」という意味だそうです。白隠の作品に「真理」という言葉がたくさん出てくる中で、そう言えば「真理」って何なのだろう??と考えました。それを考えるのが生きる目的の一つなのかも...なんて思います。

あともう一つ引っ掛かったメッセージ、”動中工夫”(動中の工夫は静中に勝ること百千億倍)
「常にアクティブであれ」という意味だそう。新年早々ダラダラ過ごしている私には痛い言葉ですが、死ぬまで書画を描き続けられた白隠の言葉には説得力を感じます。

今年は上記二つの言葉を胸に過ごそうかなと感じた展覧会でした。



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