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ミャンマーに来て考えた…

ミャンマーに来て3日目が経ちました。緑豊かで静寂に包まれたインレー湖では感動しっぱなしですが、一番感銘を受けたのはここで生活を営んでる人々の姿です。インレー湖内で生きるために懸命に働く人々、キラキラ輝いてる子どもたち。ミャンマーに来る直前まで仕事の忙しさに追われ、ギスギスしてた自分自身を見つめ直す機会となりました。

ここミャンマーは貧しいと言えば貧しいけれど、そんな貧しさも人に感じさせず、気高く生きる人々に本来、人間の姿を見せられてる気がします。
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さよなら&ありがとう錦糸町!

オフィス移転に伴い、6年半通った錦糸町を本日をもって離れることとなりました。錦糸町と言えば"夜の街"としてのイメージを持たれがちですが、深入りすると非常にダイバーシティ(多様性)に富んだ街。東京はたいていビジネス街、富裕層の住宅街、低所得者地域…と、地域によって歩いてる人のジャンルに偏りがありますが、錦糸町は下町の伝統職人、日本に駐在する外国人エグゼクティブ、マフィア、ギャル、夢見るミュージシャン、移民、出稼ぎ労働者、妊婦さん(赤ちゃん本舗とトイジャラスが揃ってるため)、大企業から零細企業まで背景の異なるさまざまな種類の人たちが入り混じっている刺激的な場所です。

2008年の世界金融危機で一日一日が忍耐と試練であった時も、東日本大震災で揺れに揺れた時も、仲間との別れに涙した時も、錦糸町は相変わらずいつもの錦糸町で、そんな風土に支えられて今があるのだと感謝してます。

そんな錦糸町を去るのは寂しい気もしますが、新しい場所ではまた新しい発見があるのだと信じて…さよなら&ありがとう、錦糸町!!

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映画”The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛”

ミャンマーの民主化運動の指導者アウンサン・スーチーさんの半生を描いた映画”The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛”を観ました。
スーチーさんというと、聖人というイメージですが、映画では一人の妻として、母として、女性としてのスーチーさんの生き方に焦点が当てられています。UKで夫と子供と普通に生きるスーチーさんが、母親の看病の為にミャンマーを訪れた際、学生デモに対する政府の虐殺を目の当たりにし、ミャンマーを独立に導いた亡きアウンサン将軍の娘として生まれた運命を受け入れ、市民のために闘う道を決意する強さに心打たれました。

夫が癌で死にそうになっている時、夫に会いにUKへ行こうとするも、ミャンマーを出国すると二度と戻れなくなり、夫か祖国かという決断を迫られた時も、祖国に残って闘うことで夫との約束を守ろうとする姿も感動的でした。

どんな不条理な目にあおうとも凛とした態度で、訴え続ける影には、妻として、母親として、多くの葛藤に悩み、苦しみを乗り越えた過去があることが伝わってきました。

欧米がアジアを舞台とした映画を製作すると、嘘っぽさが感じられてシラケる場合が多いですが、この映画は凄くリアルに描かれていて、主演のミシェール・ヨーさんもビルマ語でスピーチされるシーンも完璧で、スーチーさんとそっくりでした。

ぜひたくさんの人に観てほしい映画です↓
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映画へルタースケルター

話題になってて期待して観に行くとたいてい、つまらない、というパターンが多いですが、この映画は予想を上回る満足度岡崎京子さんの漫画ヘルタースケルターの世界に蜷川実花さんの美術センスが加わった最強の映像って感じで魂揺さぶられ、観終わった後は会場の熱気もムンムンしてました

主人公のリリ子が”こんな仕事もうやりたくないよー!!”と泣き叫ぶシーンがあるのですが、沢尻エリカさんの演技と心の叫びが鼓動しているようで観る者にもその辛い気持ちがとても伝わってきました。あの狂気を孕む美しさを体現できるのはきっと彼女しかいないだろうなぁ...と脱帽の演技

美醜問題をテーマとしたこの作品ですが、一般people以上に芸能界で生きる人たちにとって、若さや美しさは深刻で、人それぞれ無理しながら頑張ってるんだな、、と思います。
このストーリーの主人公のリリ子みたいに整形して元の顔とまるで別人のような顔の芸能人もリアルにたくさんいて、元から綺麗な人と比べると整形した人たちは作り物みたいで劣っているようなイメージを抱いてましたが、元々綺麗に生まれてこなかった分努力して自己を犠牲にしてまで身体張って闘ってる人たちなんだ、とちょっと見る目が変わりました

天然を好しとし、作り物を軽蔑するのは間違ってるし、作り物には作り物の美しさがある、、と感じた映画でした


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ピョンヤンの夏休み

 一番近くて、一番遠くに感じる国、北朝鮮。話題に事欠かないこの国ですが、不可解でもある。見方は立場により、日本にとって北朝鮮とは犯罪国家のイメージが定着してますが、在日韓国人で作家の著者、柳美里さんにとっての”祖国”としての北朝鮮が描かれた本書ではそのイメージが覆されます。"いいとこだけ見て書いてるんじゃないの?"と最初は疑って読んでましたが、日常の些細な光景などを想像して読んでると、生活水準は違えど、日本も北朝鮮も市民の生活風景はそう変わらない気がする。むしろ、「ふたり」が多い、と書かれている北朝鮮は無縁社会となりつつある日本から失われたものがまだ残っているのかもしれない...

停電や水の使用制限など不便そうなこともあるけど、著者曰く、"わたしたちは便利で快適な生活を追い求める余り、年々便利さや快適さはエスカレートする一方で、もはや何を追い求めていたのかさえ見失ってるのではないか。そういった生活というものは手に入れるのは容易いが免れるのは至難の業だということ。”
確かにそうかもしれない、と思う。便利さを甘受したことでもたらされた代償の大きさは原発問題でも感じさせられたばかり。核開発問題が騒がれている北朝鮮ですが、知らず知らずに核で囲まれた国になってた日本はどうなんだろう・・・と思ったり。。

自由もなく、暗くて、貧しくて可哀想な国、と偏った見方で見るのは稚拙であり、異なる目線で見ることも大事だと感じました。そういう意味で、この本を読んだ甲斐はあったかなと思います。
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ダイバーシティ東京で思ったこと

今日は4月にお台場にオープンした商業施設「ダイバーシティ東京」に行ってきました。
海外で人気のファストファッションブランド「フォーエバー21」や「ZARA」、「H&M」GAPグループの低価格ブランド「オールドネイビー」などが並び、ギャルに人気のブランドも集結。ファッション以外でもマツキヨや東急ハンズのミニショップがあり、フードコートでは有名店の味が気軽に低価格で手に入り、レストランフロアより賑わってました。
利益と効率化を測ったファミリー向けの施設ですが寄せ集め感が否めない。数年前にオープンしたヒルズ、ミッドタウンや東京駅周辺の再開発では高級志向のオシャレなお店から打って変わって、最近のでは日本の不景気を反映してか、先日スカイツリーの周りにできたソラマチ同様、このダイバーシティ東京も”合理的”な施設。

ラグジュアリーな施設が良いというわけでもなく、合理的な施設が悪いと断言するわけでもないですが、その街らしさが失われ、大きな施設がドーーーンと建って、何処行ってもだいたい似たような店が並んでる、っていうのは、ちょっとつまらないな...と感じます。それは日本に限らず、グローバル化が進んで、グローバルスタンダードが確立されていくとそうなってくのかもしれませんが。。

無機質で文化がない!と言いつつも、ダイバーシティ東京でちょっと気になったお店を紹介します。

こちらは制服を売るお店。制服を私服として”買う”っていうのがよくわからない...


フジテレビに関連してか、韓流アイドルショップ。品揃えもイマイチでビミョーな感じ


こちらはタオルやキャンドルなど雑貨がすべてスイーツの形にしたキュートなお店


締めはガンダム!かなり大きい&ハンサムでした♪





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宇宙に外側はあるか

“神の粒子”とも呼ばれるヒッグス粒子の発見がニュースになってましたが、こういうニュースを聞くと非常にワクワクすると同時に、まだまだ宇宙についてわかってないことがたくさんあるんだなぁと気づかされます。そんな宇宙の謎について書かれた”宇宙に外側はあるか”という本では、初期の宇宙について解明されていること、まだ明らかになってないこと、さらに宇宙の誕生から未来、宇宙の形について書かれています。読んでるとそもそも時間とは何なのか?空間とは??「存在する」という概念についても考えさせられ、私たちが”絶対”と信じていることも人間が勝手に解釈しているものであり、まだ現在の物理学では実証されていない完全に未知な領域であることがわかりました。

つまるところ、何もわかってない!!という結論に陥るわけですが、古典物理学では世界のすべてを説明できると信じられてたそうなので、人間は進歩すればするほど未知であることを知るのかもしれませんね。

今私たちが「存在している」と思って見ているものも、実は素子、エネルギーだけで、あとは全部想像上の世界なのかも...なんて、ちょっと仏教的な思想にリンクしました。

とにもかくにも、宇宙については謎ばかり。だからこそ今後も興味を惹かれてやまないでしょう。
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未知なるミャンマー

ミャンマーに関する本を何冊か読んだ中で一番ヒットだったのがこちらの”未知なるミャンマー”。というのも、著者の”ビルマ王朝も英国(統治時代)も軍政も...。どっちもどっちであり、因果は巡る。一方が「悪」で他方が「善」と決めつけられるわけがない。善は悪なり 悪は善なり”という見方に共感したからです。
メディアでは今年の補欠選挙でスーチーさん率いる国民民主連盟が圧勝し、ようやくミャンマーにも明るい未来がやってきた!的な描かれ方をされがちですが、国が開かれたことで少数民族の伝統や文化による多様性や独自性が薄まり、グローバルスタンダードへと向かうのは果たして良いことなのかどうか...悩ましい。国が閉ざされているが故に守られているものもある...というのはキューバを旅した時にも感じました。なら、日本も江戸時代からずーっと鎖国続けてれば良かったのか?と考えると...やっぱり今の方が良いと思う面もあれば、豊かさと引き換えに失ったものもある気がする。。

本の中で面白かったのが、ミャンマーが占い大国であること。庶民が占い好きというレベルではなく、政治も占いで左右されてる点。例えば、「女性政権が誕生する」と占師に言われたら大マジメで軍幹部が女装姿を披露したり、ラッキーナンバーのために使いにくい変な紙幣を作ったり...。世界の政情を宗教だったり、利害関係や欲望が左右していることが多いですが、ミャンマーの場合、占いが大部分の要素を占めてて、ある意味微笑ましいような。。

ミャンマー旅行を手配した時、現地の旅行社から支払いの際、米ドル札の使えない札番号や、お札の汚れ具合によっては使えないものがあると知らされ、”汚れてようが、新札だろうが、そのお札の価値は変わらないんじゃないの!?”と疑問に思い、しかも札番号なんて、”今まで気にしたことないし!”って感じでしたが、それらの疑問についても本書で触れられてました。疑問への答えとしては、ミャンマーでは今も北朝鮮が製造したとされる米100ドル札の偽札”スーパーノート”が話題になり続けていること、また、それを利用してか両替商が交換紙幣にケチをつけて交換比率を悪くしようとしているケースもあるそう。。旅行者にとっては面倒なだけの話ですが、お国の事情や背景が直に感じられるとちょっと嬉しかったりもする。

掘れば掘る程、面白みが出てくるミャンマーです。
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アラブ美術展

日本にとって遠い存在のアラブ。わからないが故に、欧米からの視点が植え付けられたままになってるのかもしれない。。そんなステレオタイプなイメージを脱すると共に、アラブが今も抱える問題を芸術を通して考えさせられる展覧会が六本木ヒルズで開催されています。

まずはこちらの”I'm Sorry."。アーティストのイラク人の方がアメリカのイラク侵攻中に渡米した際、多くのアメリカ人からかけられた言葉”I'm sorry"にアメリカの星条旗色の赤、白、青をつけて照らしているのですが、そこから何とも言えない、事の重さと言葉の軽さのギャップがメッセージとして表われていると感じました。

こちらはテロリストでも何でもないパレスチナの芸人さん(?)がおとぎ話を延々と読んでるだけなのですが、一見、見た目からして、テロリストと間違ってしまう。勝手な偏見が思い違いをうむ例として考えさせられます。

「ベール」をテーマにしたミーラ・フレイズさんの「グラディエイター」がとても印象的でした。

こちらは黒い噴水。湾岸戦争で油田が攻撃された際に降った黒い雨を表している作品。

2006年のレバノン侵攻時にイスラエルが散布したビラをもとに描いた絵画。

こんなポップアートも面白い。

カイロの日常を表した”カイロウォーク”はアラブのカッコいい部分が描かれている作品。

アラブの魅力がつまった見所満載の展覧会でした!
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