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行動経済学フォーラム

 昨日は行動経済学フォーラムに参加してきました。会場の上智大学に入ると、大学のキャンパス内に入るのはとっても久々だったのでサークルの集まりやおしゃべりしている学生たちが新鮮でついつい混じってお茶したり”あー懐かしい空気だー”なんて気分になりました
フォーラムではまず勝間和代さんが講師として”どうして自己変革は難しいのか。”というテーマでお話下さいました。行動経済学とは?ということで、まず、経済学は合理的な人間をモデルとしての前提にして、現象を説明する理論であり、実際の人間の行動とはギャップがあり、実際の人間の行動により近いものとしての理論が行動経済学ということを学びました。行動経済学の問題意識の例として、人間は完全に合理的に考えようとはせず、思考をショートカットして正しくない事もしてしまう”ヒューリスティック”や、不確実な状況において、相対的な損得を重視し、過剰にリスクをとったり、避けたりゆがんだ確率予測を行う”プロスペクト理論”、未来の効用を計算する時に、近い未来を大きく割り惹いて考え、遠い未来の割引を小さく考える”双曲的割引モデル”についてのお話を聞きました。自分の身の回りの事例を元に判断してしまう、ヒューリスティックの存在というのは避けられないものの、自分は常に自分のフィルターを通して物事を判断していて、偏っているし都合の悪い事を切り捨てているのだということを認識してもっと統計等にも目を向ける事が大事だな、と感じました。また人の意見を聞くときも、ヒューリスティックの存在に気づいた上で、取り入れないといけないなと思います。プロスペクト理論については、リスクとリターンの取り方が人間の心理によって左右されていることが伺えました。あた、双曲的割引モデルについては、人間は初期投資を回収しようとする傾向にあり、初期に何らかのコミットメントでバイスに投資させることによって習慣を維持させる仕組みを導入できる、ということをおっしゃっていて、それは最初に何か勉強しよう!とお金を注ぎ込んだら何としても投資した分回収しなければ!とコツコツやるので、その行動についてはとても理解できました。でもそこからなかなか継続が出来ない所が、自分の問題であることにも改めて気づかされました。勝間さんの講演のあとはパネルディスカッションで、勝間さんの他、大学の教授の方々やエコノミストの方が”何故バブルは出来るのか”についていろんなご意見を聞かせていただきました。今回の金融危機について、何度も何度もどうしてこーなったのか、みたいな記事を読んでもどうしてプロの人たちがこんな状況になるまでプレイし続けてたのか未だ腑に落ちないところがありましたが、昨日のお話を聞いて、心理状況とかを察していくとそういうことにもなりうるのかな、と大きな疑問の念が和らぎました。経済学というとどうも敬遠してしまうところがありましたが、行動経済学は人間の心理と結びついてるような気がして大変興味深くもっと本などを読んで理解を深めたいな、と思いました
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行動経済学フォーラムに行きました。 始めに、大阪大学 筒井義郎先生の期待を高める挨拶から始まりました。 続いて、実質本日のメイン、経済評論家 勝間和代さんの講演。 分かりやすい説明に、新田塾塾生も絶賛。 終了後に、私もご挨拶だけさせていただきました
| 新田ヒカル公式blog 225先物「投資の真理」 | 2009/05/27 8:40 AM |
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