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子育てと「人間失格」

子育てをしていると子どもが意味もなく大泣きし、泣き止ませようと抱っこするもダメ、外へ連れ出してみるもダメ、好物を与えるもダメ、好きなテレビ番組をつけるもダメ、、何しても泣きがひどくなるだけでどうしようもなくなることがあります。そんな時、大人なら凛とした態度で応じるべきなのでしょうが、そんな”出来た大人”になりきれてない私は子どもの感情に引きずられ、一緒に泣きたくなることも多々。。子育てで何がしんどいって、なす術が見当たらず無力感を感じ、これまで隠してた自分の子供っぽさが露呈することではないかと感じます。もっと自分というものを捨てて”大人”になれたらいいのに、自分が子供の頃は親というものはもっと偉大だと思ってたのにいざ自分がなってみると全然子どもっていう残念な仕上がり。。

そんな中、数十年ぶりに太宰治の「人間失格」を読みました。自意識過剰な主人公のダメっぷりと今の自分の幼い部分がシンクロし、読んでて自分の内臓の見られたくない部分を内視鏡で見透かされているかのような気分になりました。あまりに突き抜けていて、凡人には理解不可能な領域に達しているようにも思えますが、そんなどうしようもない部分にとても人間味が感じられ、いい意味で開き直ることを教わった気がしました。特に気になった言葉:

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「日陰者、という言葉があります。人間の世に於いて、みじめな、敗者、悪徳者を指差していう言葉のようですが、自分は、自分を生まれた時からの日陰者のような気がしていて、世間から、あれは日陰者だと指差されている程のひとと逢うと、自分は必ず、優しい心になるのです。」

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「出来た大人」になりたいと思っていたけれど、それよりかは日陰者の気持ちと共鳴できる人でありたい、、と思いました。

数十年の時を経て今、読み返すことができてよかった本です。
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