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〜子育て、読書、旅、音楽、いろいろ日々感じたメッセージを発信中〜

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子育てと「人間失格」

子育てをしていると子どもが意味もなく大泣きし、泣き止ませようと抱っこするもダメ、外へ連れ出してみるもダメ、好物を与えるもダメ、好きなテレビ番組をつけるもダメ、、何しても泣きがひどくなるだけでどうしようもなくなることがあります。そんな時、大人なら凛とした態度で応じるべきなのでしょうが、そんな”出来た大人”になりきれてない私は子どもの感情に引きずられ、一緒に泣きたくなることも多々。。子育てで何がしんどいって、なす術が見当たらず無力感を感じ、これまで隠してた自分の子供っぽさが露呈することではないかと感じます。もっと自分というものを捨てて”大人”になれたらいいのに、自分が子供の頃は親というものはもっと偉大だと思ってたのにいざ自分がなってみると全然子どもっていう残念な仕上がり。。

そんな中、数十年ぶりに太宰治の「人間失格」を読みました。自意識過剰な主人公のダメっぷりと今の自分の幼い部分がシンクロし、読んでて自分の内臓の見られたくない部分を内視鏡で見透かされているかのような気分になりました。あまりに突き抜けていて、凡人には理解不可能な領域に達しているようにも思えますが、そんなどうしようもない部分にとても人間味が感じられ、いい意味で開き直ることを教わった気がしました。特に気になった言葉:

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「日陰者、という言葉があります。人間の世に於いて、みじめな、敗者、悪徳者を指差していう言葉のようですが、自分は、自分を生まれた時からの日陰者のような気がしていて、世間から、あれは日陰者だと指差されている程のひとと逢うと、自分は必ず、優しい心になるのです。」

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「出来た大人」になりたいと思っていたけれど、それよりかは日陰者の気持ちと共鳴できる人でありたい、、と思いました。

数十年の時を経て今、読み返すことができてよかった本です。
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「火花」Review

最近本屋に行くと、どこもかしこも「又吉」だらけで、”アンタら又吉に頼りすぎちゃう??”と反抗心が掻き立てられ、自分は読みたくない、読むまい、、と敬遠してた又吉直樹さん著の「火花」。結局やっぱり気になって読みました。あらすじだけ話すと地味なストーリーなのですが、師匠と主人公との掛け合いが面白くてテンポのいい漫才を延々と見ている感覚でした。

個人的な感想になりますが、ちょうどこの本を読んでる今、自分の職場環境がどんどん厳しくなり、これから自分がこの職場に限らず労働市場で生き残っていけるのかなと考えることが多く、そう思うともっと時間が有り余ってた若いうちに将来役立つことやっておけばよかった、自分は無駄なことに時間をかけ過ぎてた…と後悔の念に駆られることがあるのですが、この本を読んで、無駄かどうかってことより、自分が面白いと思うかどうかの方が全然重要!って気になりました。(いろんなことを達成しなかったことを正当化してるようにも思えますが、、)「自分らしさ」っていうと薄っぺらい言葉になってしまいますが、そんな無駄に思えること一つ一つが自分の人となりというか、人生を彩っている。とは言え、世間的な評価とか価値観を全く無視できるか?って言うとそうではなくて、葛藤との闘いが生じますが、そんな葛藤もこのストーリーで痛いほどよく描かれていました。

私は恥ずかしながら著者のことを本好きの芸人さんという程度しか知らないのですが、この本を読んで、きっとこの人って優しいひとなんだろうなっていう温かい愛のある笑いに包まれていて最後の方はジーンときました。

芥川賞うんぬんとか余計なことは差し置いて読んでみると意外な気づきが得られる本だと思います。
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「こころの子育て」Review

 90歳にして今なお現役の助産師として活躍されている著者の新刊を読みました。妊娠中に読んだ前作「大丈夫やで」にも励まされましたが、本書もまた弱気になりがちな時に勇気をもらえました。本書にも書かれている通り、赤ちゃんは親の気持ちを見透かしているようで、こちらが他のことで頭がいっぱいになっていると上手く気持ちが通じ合わなくて泣いたり不機嫌になることが多く、逆に徹底的に向き合っている時はとても機嫌もよく穏やかに過ごしているような。。親が共働きで仕事行っている間預けられていることも悟っているようで、そんな気持ちに恥じないようちゃんと仕事しないと・・・って気にさせられる今日この頃です。
家族が体調崩すたびに「こんなんでやっていけるのかしら、、」と弱気になってしまいますが、本書を読むと、これまで人類が誕生してからの長ーい歴史上受け継がれてきた生命の流れの1つなのだからきっと何とかなるさ!って気になり、時代は変われど、子育てにおいて大切なことって全然変わってないんだなってことに気づかされます。
時間に追われながら雑念だらけで生きている大人たちより時間の感覚を持たずシンプルに生きてる赤ちゃんの方がずっと大事なことをわかってる気がしますね。。
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「帰ってきたヒトラー」Review

あの悪名高きヒトラーが現代に蘇り、芸人としてテレビやネットで人気者になるストーリー「帰ってきたヒトラー」上下巻を読みました。ここまでブラックジョークをネタにして大丈夫?と思いつつも、ツボにハマってしまい自分の中で非常にヒットした作品でした。まず、超強烈なイメージのある”ヒトラー”が主人公な故に、あの軍服を脱ぎ、ジーパン姿でキヨスクにたむろってるシーンなど想像するだけで笑けてしまう。また、ヒトラーが現代社会や政治、人びとの生活を批判する斜めの視点がおかしくも的外れではないところがまた面白い。。本人は超マジメで本気なのに周りはヒトラーのそっくりさん芸人として扱い、双方の噛み合わなさが絶妙に描かれている。メディアから叩かれようが、過去の出来事を責められようが、襲撃に遭おうが(しかもネオナチから!)ブレず、現代での彼なりの生き方を歩んでく姿は、一人の無力なオジサンが懸命に闘ってるようであっぱれでした。

本書は完全フィクションで、歴史上のヒトラーとは別であることは認識しているものの、ヒトラーも一人の人間であったことを思うと、悪魔だとか催眠術師だったとかいろいろ言われてますが、一体”ヒトラー”とは何者だったのだろう…と考えさせられる面もあります。。
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「産後クライシス」Review

新しい命の誕生が待ち遠しい気持ちと同時に、産後は育児、家事、そして仕事復帰後はその両立をやっていけるのかと不安になることも。そんな中、手に取った本書。ある研究機関の調査によると妊娠した段階では夫も妻も7割が相手に愛情を抱いているものの、子どもが誕生すると愛情を感じる割合は急速に下がり、出産後に急速に夫婦仲が冷え込む現象「産後クライシス」について書かれています。その例やデータから産後の互いの態度がその後の夫婦仲にいかに影響を与えるかがわかりました。最初は”そんなの家庭を顧みない夫が悪いんじゃないの?”と思って読んでましたが、破綻の多くは男女の反応の異なり方や受け止め方の違いが子育てという新しいステージで浮き彫りになり収集がつかなくなるパターンが多いようで、どちらに非があるわけでもなく、どのカップルにも起こり得ることな気がします。取り返しがつかなくなる前に忙しい中でもちゃんと対話する時間を作って互いに工夫していくことが大事だと感じました。子どもの成長と共に親も成長していかないといけないんだなぁと思います。。
こういった「産後クライシス」もあり得るのだということを頭の片隅に入れつつ出産に臨みたいです。
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「新しいパパの教科書」Review

子育ては女性が当たり前とされていた頃から変わり、今では周りにイクメンがいて、主夫も珍しくない時代になりました。しかし時代は変われど、妊娠・出産するのは女性であり、父親としてどの程度子育てを担うかは夫婦それぞれ。この本ではそんなパパの多様性を認めつつ、子育ては大変な分、そこから得られるもの、人間として成長を促されるものがあるので男性も積極的に担うことが薦められています。ママが妊娠してから出産、育児に至るまで、心の持ち方やスキル、仕事との両立、地域との関わり方についても書かれていました。イクメン仲間が身近にいないパパにとっては励まされる内容だと思います。またママにとってもパパに読んでほしい内容が書かれていました。どちらかに偏るより、共有できるものは分かち合いながら共に成長できるといいな、と思いました。
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「産科女医からの大切なお願い」Review

妊娠して一番気づかされたことは、元気に生まれて大病をすることなく今まで生きてこれたことが、いかに恵まれていることか、ということです。産科女医である宋美玄さん著の本書の中でも書かれていましたが、昔に比べて死産する可能性は減ってきたものの、今もある一定の率で流産する人たちもたくさんいて、命がけで出産されるケースもある。周りが大丈夫だから安産が当たり前なんてことはなく、紹介されているケースのすべてが他人事ではないと感じました。10ヶ月間お腹の中で大切に育て、出産後さらに子育てという大仕事をこなす母親の尽力に気づかされました。

また、妊娠においてもう1つ気づいたこと。それはこの本にも書かれてましたが、「幸せの形は人それぞれ」ということです。子どもがほしいと思っても簡単にできるものではなく、それを無神経に傷つけるようなことは決して発してはいけないということ。妊娠した今も、子どもはあと何人ほしいかと聞かれたりしますが、いろいろ試行錯誤頑張ってようやく1人目を授かった今、そんなことは考えられないのが正直な所です。結婚もそうですが、妊娠も人によってさまざまなケースがあるので安易に自分の考えや事例を他人に押し付けるようなことはタブーだと肝に銘じてたいです。
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MAMA MARIA

蜷川実花さんが責任編集の働くママへ向けたムック本を読みました。母としても妻としても女としてもキラキラ輝いて見える素敵ママ代表の方々も実際みんな大変な中一生懸命頑張ってるというメッセージが込められた内容です。取り上げられてる方々が土屋アンナさんや吉川ひなのさん、紗栄子さんなど、あまりにライフスタイルが一般人とかけ離れてて参考にはならないものの、みんなそれぞれの状況の中24時間という平等に与えられた時間をやりくりしている様子が伝わりました。妊娠、出産、産後のホルモンのバランスの急激な変化で頭がおかしくなったり、人それぞれ乗り越えるべき課題があり、その中で子どもと共に成長していくんだなぁということが感じられる。それらすべては一例にしかすぎず、実際自分がどうなるかわかりませんが、事前にこういうケースもあるのだ...と知っておくと自分が実際その立場に立った時少しはラクかもしれません。

24時間の使い方が出産後は大きく変化すると思いますが、子どもがいるからと諦めることに嘆くより、子どもを通じて得た幸せへの感謝の気持ちを大切にしていきたいと感じた本でした。
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みうらじゅんxクドカン対談

みうらじゅんとクドカンが対談されている新刊を読みました男と女、仕事、お金、趣味、人生...についての素朴な疑問についてお決まりの下ネタを交えつつ対談されているのですが、所々に真髄をついたメッセージが散りばめられていて、心改めたくなる内容でした年を重ねるにつれ、自分自身で価値観を狭めてがんじがらめになってしまい、”こんなことやって意味あるのかな...”とか考えたり、価値をお金で測ったりしがちですが、そんなことよりもっと自分自身が楽しむことが大事なんだ...ということを考えさせられました。人生に身を委ねながらもブレない彼らの生き方を尊敬し、こんな風に老いていけたらいいな、なんて思います
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「これでいいのだ!妊娠 出産」Review

妊娠すると眠くて眠くてしょうがなかったり、急激にお腹が減ったり、便秘や頻尿、脚のむくみや腰痛などマイナートラブルだらけ...妊婦検診でちょっとした反応が出て注意されると気になります。ネットでそれを検索すると膨大な情報が書かれていて心配が増幅することも。
そんな中、手に取った”女医が教える...”シリーズでおなじみの産科医の著者が書かれた本書では、ご自身の経験も踏まえて、”情報収集力”より情報やいろんな人たちの声を”スルーする力”が大事だということが書かれていて、気持ちがラクになる本でした。妊娠・出産を経てボロボロになる状態から回復するまでの過ごし方やマタニティーブルーに対する心構えなど、とても参考になりました。時代は進んでも、出産や育児に対して古くからの言い伝えが信仰されている部分があり、母親の身体は犠牲にされがち。。そんな中、産科医として”赤ちゃんにいいと言われることを全部やるのはムリ!”、”こうでなきゃいけない!なんてことはない”とはっきり述べて、赤ちゃんを守るためにも自分の身体を大事にすることを伝えて下さっているのは励みになります。

先日参加した両親学級で同時期に出産予定の妊婦さんたちと話すと、みんな悪阻も大変そうで、ホント妊娠・出産・子育ては身を削っての人生の一大プロジェクトなんだなぁと実感しました。とは言え、できるだけマイペースに、心に余裕を持って赤ちゃんを迎えたいと思います。
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