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〜子育て、読書、旅、音楽、いろいろ日々感じたメッセージを発信中〜

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「帰ってきたヒトラー」Review

あの悪名高きヒトラーが現代に蘇り、芸人としてテレビやネットで人気者になるストーリー「帰ってきたヒトラー」上下巻を読みました。ここまでブラックジョークをネタにして大丈夫?と思いつつも、ツボにハマってしまい自分の中で非常にヒットした作品でした。まず、超強烈なイメージのある”ヒトラー”が主人公な故に、あの軍服を脱ぎ、ジーパン姿でキヨスクにたむろってるシーンなど想像するだけで笑けてしまう。また、ヒトラーが現代社会や政治、人びとの生活を批判する斜めの視点がおかしくも的外れではないところがまた面白い。。本人は超マジメで本気なのに周りはヒトラーのそっくりさん芸人として扱い、双方の噛み合わなさが絶妙に描かれている。メディアから叩かれようが、過去の出来事を責められようが、襲撃に遭おうが(しかもネオナチから!)ブレず、現代での彼なりの生き方を歩んでく姿は、一人の無力なオジサンが懸命に闘ってるようであっぱれでした。

本書は完全フィクションで、歴史上のヒトラーとは別であることは認識しているものの、ヒトラーも一人の人間であったことを思うと、悪魔だとか催眠術師だったとかいろいろ言われてますが、一体”ヒトラー”とは何者だったのだろう…と考えさせられる面もあります。。
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「産後クライシス」Review

新しい命の誕生が待ち遠しい気持ちと同時に、産後は育児、家事、そして仕事復帰後はその両立をやっていけるのかと不安になることも。そんな中、手に取った本書。ある研究機関の調査によると妊娠した段階では夫も妻も7割が相手に愛情を抱いているものの、子どもが誕生すると愛情を感じる割合は急速に下がり、出産後に急速に夫婦仲が冷え込む現象「産後クライシス」について書かれています。その例やデータから産後の互いの態度がその後の夫婦仲にいかに影響を与えるかがわかりました。最初は”そんなの家庭を顧みない夫が悪いんじゃないの?”と思って読んでましたが、破綻の多くは男女の反応の異なり方や受け止め方の違いが子育てという新しいステージで浮き彫りになり収集がつかなくなるパターンが多いようで、どちらに非があるわけでもなく、どのカップルにも起こり得ることな気がします。取り返しがつかなくなる前に忙しい中でもちゃんと対話する時間を作って互いに工夫していくことが大事だと感じました。子どもの成長と共に親も成長していかないといけないんだなぁと思います。。
こういった「産後クライシス」もあり得るのだということを頭の片隅に入れつつ出産に臨みたいです。
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「新しいパパの教科書」Review

子育ては女性が当たり前とされていた頃から変わり、今では周りにイクメンがいて、主夫も珍しくない時代になりました。しかし時代は変われど、妊娠・出産するのは女性であり、父親としてどの程度子育てを担うかは夫婦それぞれ。この本ではそんなパパの多様性を認めつつ、子育ては大変な分、そこから得られるもの、人間として成長を促されるものがあるので男性も積極的に担うことが薦められています。ママが妊娠してから出産、育児に至るまで、心の持ち方やスキル、仕事との両立、地域との関わり方についても書かれていました。イクメン仲間が身近にいないパパにとっては励まされる内容だと思います。またママにとってもパパに読んでほしい内容が書かれていました。どちらかに偏るより、共有できるものは分かち合いながら共に成長できるといいな、と思いました。
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「産科女医からの大切なお願い」Review

妊娠して一番気づかされたことは、元気に生まれて大病をすることなく今まで生きてこれたことが、いかに恵まれていることか、ということです。産科女医である宋美玄さん著の本書の中でも書かれていましたが、昔に比べて死産する可能性は減ってきたものの、今もある一定の率で流産する人たちもたくさんいて、命がけで出産されるケースもある。周りが大丈夫だから安産が当たり前なんてことはなく、紹介されているケースのすべてが他人事ではないと感じました。10ヶ月間お腹の中で大切に育て、出産後さらに子育てという大仕事をこなす母親の尽力に気づかされました。

また、妊娠においてもう1つ気づいたこと。それはこの本にも書かれてましたが、「幸せの形は人それぞれ」ということです。子どもがほしいと思っても簡単にできるものではなく、それを無神経に傷つけるようなことは決して発してはいけないということ。妊娠した今も、子どもはあと何人ほしいかと聞かれたりしますが、いろいろ試行錯誤頑張ってようやく1人目を授かった今、そんなことは考えられないのが正直な所です。結婚もそうですが、妊娠も人によってさまざまなケースがあるので安易に自分の考えや事例を他人に押し付けるようなことはタブーだと肝に銘じてたいです。
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MAMA MARIA

蜷川実花さんが責任編集の働くママへ向けたムック本を読みました。母としても妻としても女としてもキラキラ輝いて見える素敵ママ代表の方々も実際みんな大変な中一生懸命頑張ってるというメッセージが込められた内容です。取り上げられてる方々が土屋アンナさんや吉川ひなのさん、紗栄子さんなど、あまりにライフスタイルが一般人とかけ離れてて参考にはならないものの、みんなそれぞれの状況の中24時間という平等に与えられた時間をやりくりしている様子が伝わりました。妊娠、出産、産後のホルモンのバランスの急激な変化で頭がおかしくなったり、人それぞれ乗り越えるべき課題があり、その中で子どもと共に成長していくんだなぁということが感じられる。それらすべては一例にしかすぎず、実際自分がどうなるかわかりませんが、事前にこういうケースもあるのだ...と知っておくと自分が実際その立場に立った時少しはラクかもしれません。

24時間の使い方が出産後は大きく変化すると思いますが、子どもがいるからと諦めることに嘆くより、子どもを通じて得た幸せへの感謝の気持ちを大切にしていきたいと感じた本でした。
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みうらじゅんxクドカン対談

みうらじゅんとクドカンが対談されている新刊を読みました男と女、仕事、お金、趣味、人生...についての素朴な疑問についてお決まりの下ネタを交えつつ対談されているのですが、所々に真髄をついたメッセージが散りばめられていて、心改めたくなる内容でした年を重ねるにつれ、自分自身で価値観を狭めてがんじがらめになってしまい、”こんなことやって意味あるのかな...”とか考えたり、価値をお金で測ったりしがちですが、そんなことよりもっと自分自身が楽しむことが大事なんだ...ということを考えさせられました。人生に身を委ねながらもブレない彼らの生き方を尊敬し、こんな風に老いていけたらいいな、なんて思います
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「これでいいのだ!妊娠 出産」Review

妊娠すると眠くて眠くてしょうがなかったり、急激にお腹が減ったり、便秘や頻尿、脚のむくみや腰痛などマイナートラブルだらけ...妊婦検診でちょっとした反応が出て注意されると気になります。ネットでそれを検索すると膨大な情報が書かれていて心配が増幅することも。
そんな中、手に取った”女医が教える...”シリーズでおなじみの産科医の著者が書かれた本書では、ご自身の経験も踏まえて、”情報収集力”より情報やいろんな人たちの声を”スルーする力”が大事だということが書かれていて、気持ちがラクになる本でした。妊娠・出産を経てボロボロになる状態から回復するまでの過ごし方やマタニティーブルーに対する心構えなど、とても参考になりました。時代は進んでも、出産や育児に対して古くからの言い伝えが信仰されている部分があり、母親の身体は犠牲にされがち。。そんな中、産科医として”赤ちゃんにいいと言われることを全部やるのはムリ!”、”こうでなきゃいけない!なんてことはない”とはっきり述べて、赤ちゃんを守るためにも自分の身体を大事にすることを伝えて下さっているのは励みになります。

先日参加した両親学級で同時期に出産予定の妊婦さんたちと話すと、みんな悪阻も大変そうで、ホント妊娠・出産・子育ては身を削っての人生の一大プロジェクトなんだなぁと実感しました。とは言え、できるだけマイペースに、心に余裕を持って赤ちゃんを迎えたいと思います。
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東洋経済”ワーキングマザー”特集

「ワーキングマザーは職場のお荷物か?戦力か?」というタイトルにも表れている通り、非常に男性目線で書かれた東洋経済の特集ですが、最近女性の活用に取り組み始めた企業が多い。(ずいぶん遅い流れだと思いますが。。)
政府もその流れに乗るかたちで政策を打ち出しているものの、どこか感覚がズレているのが気になります。例えば企業幹部への女性登用を義務づける”クオータ制”については、記事の中でDNAのファウンダーである南場さんが指摘されている通り、”本当に実力があり登用された人と混在されると頑張っている女性に対して失礼だ”という意見に同意。そんな制度が導入されたら、男性は女性が昇進する度に下駄を履かされただけ、という目で見て、本気で頑張っている女性のモチベーションも下がるだけ。また、”3年間抱っこし放題”の文句で安倍首相が掲げた「3年育休」についても、3年間も社会から離れたら今度復帰するのが大変になるだけだと思います。それよりも、もっと男女共に育休が取りやすい環境、復帰しやすい環境の整備に取り組んでほしいです。

タイトルについて思うのは、ワーキングマザーはお荷物になることもなれば、その分戦力として貢献できればいいのではないかと思います。そうすると、常に戦力として闘っている人にとっては目障りな存在になりうるのかもしれません。プライベートの時間も惜しんで働く人の価値観もアリだと思いますが、そういう人だけで固められた企業は偏ってしまってイノベーションも何も魅力なく成長も見込めないと思います。ワーキングマザーに限らず、多種多様な価値観が受け入れられた企業が今後増えることを期待します。
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”(株)貧困大国アメリカ” Review

堤未果さんがアメリカの現実についてレポートされている”貧困大国アメリカ”の完結編を読みました。まず最初に触れられているアメリカの食について。農業・食の業界の統合により企業が巨大化し、産業を独占して「安さ」と「効率」だけを追い求めた結果、とても危険で病気になる食べ物を与えられている現実。そして病人が増えたり、動物に抗生物質を与えることで製薬会社も儲かり、悪循環が膨れ上がっていることを知ると、アメリカのものは怖くて口にしたくない気持ちになり、国産を選んで買おうと思います。でも、国産だからと安心してばかりもいられず、グローバル化によってアメリカ国内で起きていることは国境を越えてどんどん浸透しており、災害に見舞われたハイチや侵略戦争を仕掛けたイラクなどでは既にその波が押しよせ、日本にもやってくるのは時間の問題のように思えます。現に日本でもスーパーを例にとってみても、地元に根付いた昔ながらの小さなお店が並んだ商店街はシャッター街となり、ウォルマートに買収された西友など大型スーパーが代わってどこへ行っても同じような風景が見られ、生産者の顔の見えない商品ばかりが並んでいます。それは本当に寂しくもあり、アメリカと同じことがこの日本でも起きているのを感じざるを得ません。。

公共サービスやマスコミ、政治もすべて1%の富裕層が支配し、残りの99%の市民は貧しい生活を強いられ、その格差が広がるのをただ不満を言いながら傍観していても何も変わらない。強欲でずる賢い人たちに騙されないよう、一人一人が自立して繋がり、数で対抗していくしかないと感じました。

この本はアメリカについて書かれていますが、決してアメリカに限ったことではなく、自分の国の将来を考える上でも多くの人たちに読んでほしいです。
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”セレブの黙示録”Review

海外セレブのゴシップ好きにはたまらない辛酸なめこさん著「セレブの黙示録」を読みました。セレブたちの飽くなき野心、奔放さ、過激な私生活は反面教師的に役立つ部分もあり、そこまで身を削って世間をentertainするプロ魂に感銘を受けます。具体的にセレブ別に解説されている章では、ガガ様、ビヨンセ、クリスティーナアギレラ、テイラースイフト、キャメロンディアス等々について的を得たコメントが書かれていてとても面白くツッコミ所満載。そんな中でもやはりセレブ界きってのお騒がせブリトニー・スピアーズの奇行は別格で、その生き様は健気にさえ見えます。。

そんなセレブたちをこれからも陰ながら応援していきたいと思います。


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