アラビア語を勉強し始めてからおよそ半年が経ちました。
その進捗を一言で表すならば”牛歩の歩み"といったとこでしょうか。
言語はコツコツ地道な努力が必要ですね。
通常、アラビア語学習者が学ぶのは標準アラビア語である「フスハー」で、私もフスハーを学んでいます。 フスハーはイスラム教の聖典”コーラン”のアラビア語をもとに発展したアラビア語でニュースや公式会議ではこのフスハーが使われていますが、実際、アラブの民衆が日常会話で使っているのは地域ごとに異なる現代口語「アーンミーヤ」です。
その為、フスハーを習得してもアーンミーヤとの壁があり、道のりはさらに長い。。
恐らく独学だったら1ヶ月ももたなかったと思います。でも半年続いて、また来期も次のクラスでがんばりたい!と思うのは、勉強始めたことで普段の生活では接することのない人たちと出会い、文化に触れ、新しい世界が開けたからだと思います。ヒジャブ(イスラム教徒の女性が頭にかぶっている布)を身につけた生活、イスラム教徒同士の関係、食生活などいろいろ中に入っている人にしかわからないことを教えてもらい、言葉以上に学んだことが多いです。イスラム教の教えである助け合いの文化がいい形で生活に浸透している人たちと巡り会うことができ、自分の価値観にも影響を与えられました。
言語はツールにしかなり得ない、でもそこから広がる世界は果てしないと感じます。